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2002年 8月24日

バングラデシュ報告(4)/ガーナ報告/農作業の進捗・次回の調査はトルコ


 暑い暑いと言っていたら台風が来て、それから急に涼しい風が吹いてきて、このまま秋になってしまうのかと思うと、不思議にあの憎々しい暑さが懐かしくなったりしています。ご無沙汰しておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 私は相変わらず元気に暮らしております。コンサルタント業では、6月下旬より2週間、バングラデシュへ出張後、8月上旬よりやはり約2週間西アフリカのガーナへ行ってまいりました。バングラデシュは1年以上続いた調査の最終段階で、調査報告書の先方政府への説明・協議及び政府関係者や援助機関、NGOを招待して技術移転セミナーを開催しました。洪水常襲地域に住む貧しい人々の生計を、洪水を許容しつつ、どのように向上させるかをテーマとした大変難しい調査でした。洪水被害軽減のためのハード的対策と生計向上のためのソフト対策を組み合わせ、地元住民が主体的に両対策に関わっていくような仕組みを提案したわけですが、事業を成功させるためには試行錯誤が必要です。

 一方ガーナは、農村部における持続的な食料生産を支援するための基礎調査で、5年間続く調査の2年目です。ほぼ国の中央にある中心都市タマレから約14km離れた村を対象に、農業生産上の問題点を探り、その解決策を提示すると共に、解決策の有効性、実効性を実証するための試験を行うというものです。

 アフリカ大陸は非常に古い地質からなっており、そのために土壌は一般に非常に痩せています。今回の調査対象村も例外ではなく、今回の観察ではチッソやリン酸と共にイオウが欠乏している可能性が認められました。農民は貧しく化学肥料はなかなか購入できないのですが、不足している特定の養分を補給する合理的、効率的な施肥により最大の収量増を図り、土地の集約的利用によりダイズ等の換金作物を導入して現金収入を増加させる可能性が考えられました。実証試験で確認したいと考えています。

 また、調査対象村は昔から一夫多妻の慣習があり、夫と妻たちはそれぞれの小屋(部屋)を持ちながらも、それらを壁でつなぎ、中庭を中心とした家(コンパウンド)を単位とした生活をしています。コンパウンド内における夫と妻たちとの経済的依存関係、妻同士の序列、家庭内家事分担、子供の独立年齢、娘たちの婚姻、等々次々と疑問が湧いてきます。特に妻たちの経済的な立場が弱いと言われており、ジェンダーにも配慮した計画とするためにも、社会面の課題を今後の調査で少しずつ明らかにしていきたいと考えています。

 さて、百姓業では、7年目を迎えた農作業は昨年に引き続き、水田2反3畝、畑2反を耕しています。現在育っているのは、水稲、キュウリ、ネギ、サツマイモ、ヤマトイモ、ダイズ、クロマメ、サトイモ、ナス、ニンジン、トウガラシ、シシトウ、トマト等です。水稲はガーナ出張中の8月7日に穂が出て、現在登熟途中で、このまま順調にいけば9月中旬頃が収穫期となりそうです。今日は秋野菜としてハクサイ、キャベツ、レタス、ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイ、ダイコン等を植え付け、播種しました。相変わらず、鶏糞と油粕を中心とした有機肥料栽培が続いています。

 また、今年は農業多角化の一環として、6月に収穫したコムギを素麺に加工(委託)し、今月より販売しています。

 次回の出張はトルコとなりました。新規案件を受注し、9月下旬から2ヶ月行ってきます。それまでは、出張の準備をしつつ、土と戯れたいと考えております。

 では、この辺で。皆様のご健勝をお祈りいたします。

穂高の百姓
君島 崇


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