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今年も残すところほんのわずかとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 大変ご無沙汰いたしております。
9月末から2ヶ月余トルコへ、またトルコから帰国1週間後に、今度は2週間余西アフリカのガーナへ出張し、この26日に帰国しました。暑い夏から一気に真冬に戻り、その上9時間の時差はさすがに堪えます。もうすぐ2002年も終わりです。すでにいくつかのニュース番組で今年の出来事を振り返っていましたが、国際的にも国内的にも本当にいろいろなことがありました。私も自分の仕事や生活を振り返ってみたいと思います。おつきあいください。
今年の前半は水資源と人口が多すぎるバングラデシュの洪水常襲地域住民に対する洪水被害軽減及び生計向上対策に関する調査、後半は降雨量が非常に限られていて人口希薄なトルコ東部における河川流域森林復興管理及び地元住民の生計向上対策に関する調査、並びに雨季と乾季が明瞭に分かれるガーナ内陸部農村の持続的食料生産支援に関する調査に従事しました。自然環境の非常に異なるこれらの国々での共通するキーワードは参加型です。調査段階から対象地域に住む人々を巻き込み、彼らが進んで事業に参加する(できる)ような形の計画策定を目指すものです。事業実施をコミット出来ないレベルでの参加型計画はともすれば住民の援助に対する期待を煽るだけのものになりかねないので、慎重にならざるを得ません。勉強の毎日です。
一方、一昨年度で終了した9年度にわたる一連のアフリカの持続的農業開発に係る調査成果のとりまとめを行い、農水省外郭団体の発行する月刊誌に掲載されました。英文のサマリーも作成され、近々に国際機関やドナー国等に配布されるようです。私はこの調査に6年間係わりましたが、多くの方から様々なことを学ぶことができました。
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さて、穂高での農業は、あまり変わり映えしませんでしたが、コメの出来が良かったこととコムギを素麺に加工して販売したことがお伝えすべき事かも知れません。コメは毎年有機肥料(鶏糞及び油粕)で栽培していますが、昨年は施肥時期を田植えの40日前(4月上旬)にしたところ、うまい具合に効き、田植え後の苗の生長が旺盛となりました。その結果、反あたり収量が玄米で8俵とこれまでで最高となりました。コムギは、静岡県の製麺所に委託して、無漂白でまた特殊な機械で手作業に近い製麺法で作ってもらいました。コメも素麺も購入いただいた方からは美味しいとお褒めの言葉をいただきました。また、毎年畑は無農薬、水田は除草剤を1回のみ散布で他には農薬を使用しない形で行ってきており、その結果か水田にはドジョウが現れ、他にも多様な生物が多くなったようです。有機肥料の散布や減農薬による除草他の作業負荷は大きいのですが、何よりも安心して食べられる、環境への負荷が最小であるということを考えると、元気なうちはこれを続けたいと考えています。
いろいろなことがありましたが、こうして一家そろって健康で新しい年が迎えられそうで、本当に嬉しく思っています。来年も健康で過ごせることがもっとも大切なことだと考えています。
もうすぐ始まる2003年が皆様にとって、また世界中の人々にとって平和で良い一年となりますよう、祈っております。来年もどうそよろしくお願いいたします。
君島宗
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