地震の影響直接には少なく
レックス・インターナショナルが日本工営(株)と共同で受注している「東部黒海沿岸地域開発調査」(JICA発注)の第三回目の現地調査は、その日程を順調に消化している。
今回の調査に先立ち、8月17日にトルコを襲った大地震は、イスタンブール近郊に被害が集中したため、本調査には直接的な影響はなかった。しかし、大地震を契機として、日本から地震関連の技術協力などの目的で入る調査団が多く、国際協力事業団の現地事務所は、てんてこ舞いの忙しさという。今週だけでも、外務省調査団、建築学会調査団などが現地を訪れる一方、無償援助として提供される、被災者用のプレハブ住宅千戸分も今週半ばに自衛艦で到着する予定になっている。
また、今週は、新しい特命全権大使として、竹中繁雄氏(前東京入国管理事務所長)が着任することとなっており、調査団と現地の担当者との調整業務が極めて難しい状況になることが予想される。
順調だった現地乗り込み
前回の開発調査と異なり、現地への乗り込みは順調に行われた。スイス航空に預けた荷物は大量の報告書を持参したことで、超過料金を取られたものの、ハンドリングもスムーズで何ら問題なくアンカラに到着し、関係者を安心させた。
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ワークショップ開催
これまでの調査の成果としてまとめられたインテリム・レポート(I/R)を基にして、関係者の議論を広く求めるため、複数のワークショップが予定されている。13日にはカウンターパートであるトルコ国家計画庁内の計画担当者を対象として実施されることが決まっている。引き続き、19日には各省庁を対象とした、ナショナル・ステアリング・コミティーが開催される。続いて22日には、トラブゾンで環境保護団体の地域ワークショップにおいて、調査団が計画を説明することが予定されている。現在、これらのワークショップにおいて使用される予定のスライド作成などの準備が進められている。
ホテルに不満の声も
三回目のアンカラ滞在ともなると、生活面の問題が表面化するようになる。現在、調査団の若手が宿泊しているホテルは、その場所と価格は理想的とも言えるが、アメニティの面では今一つ。宿泊者名がフロントで把握されていないため、留守宅からの電話が取り次がれない。シャワーが壊れていて、なかなか修理されない。隣の部屋でシャワーを使うと、すさまじい騒音がする。空調がきちんと動かない上その騒音がひどい。などの問題がある上に、これらの苦情をフロントに申し入れると、突然まったく英語が通じなくなるなど、珍事に悩まされている。
親日的なトルコ社会
とは言っても、親日的なトルコ社会で仕事をすることは調査団員にとって魅力的なことだ。前回の調査では、予定していたアンカラ行きのバスに乗り遅れた団員が、バス会社のミニバンで約十キロ離れた隣町のバスターミナルまで先回りしてくれて、乗り遅れたバスに乗せてくれたことなど、忘れられない思い出がたくさんある。あと二ヶ月でこの調査も終わりと思うとなかなか感慨深いものがある。
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